ゆで卵がうまく剥けない理由と対処法|ツルンとむける茹で方と保存法

料理のコツ・基本

ゆで卵を作ったものの、
「殻が白身にくっついてボロボロ…」
「うまく剥けなくてイライラする…」

そんな経験、誰しも一度はありますよね。

実はこの現象、卵の状態や茹で方、冷まし方などに原因があります。

今回は、ゆで卵がうまく剥けない理由とその対処法、
そしてツルンときれいに剥けるコツや保存法まで、
初心者の方にもわかりやすくご紹介します!


原因①:卵が新しすぎる

ゆで卵に向いているのは「買ってから2〜3日経った卵」です。

産みたての卵は白身と殻の間にある薄皮(卵殻膜)が密着していて、
殻を剥くときに白身が一緒にくっついてしまうのです。

✅【対処法】

  • 冷蔵庫で3日ほど寝かせた卵を使う
  • 購入したばかりの卵は生食や目玉焼きに回すのが◎

原因②:茹で始めの温度が低い

水から茹でると、加熱がゆっくり進むため、卵白が殻にしっかりくっついてしまうことがあります。

✅【対処法】

  • お湯を沸騰させてから卵をそっと入れる
  • 冷蔵庫から出したての卵はひび割れ防止のため、常温に戻すか穴をあけると安心

原因③:冷まし方が甘い

茹でたあとの急冷が甘いと、余熱で固まり続けてしまい、剥きづらくなります。

✅【対処法】

  • 茹で上がったらすぐに氷水 or 冷水で5分以上しっかり冷やす
  • 冷やすことで卵の収縮が起こり、殻がはがれやすくなります

ここからは、誰でも簡単にできる「つるっとむけるゆで卵」の作り方をご紹介します!

【手順】

① 卵を冷蔵庫から出し、ひび割れ防止のため常温に5〜10分ほど置く
② 沸騰したお湯に、穴あけ器などで殻の底に1か所穴をあけた卵をそっと入れる
③ 中火で8〜10分茹でる(半熟なら6〜7分)
④ 茹で終わったらすぐに氷水でしっかり冷やす(5〜10分)
⑤ コツは水中で殻にヒビを入れてから剥くこと!

💡ワンポイント

  • 穴あけ器がない場合はスプーンの背でトントンと軽くたたいてから茹でてもOK
  • 氷水で急冷したあと、軽く机などで転がして殻にヒビを入れると剥きやすくなります

ゆで卵は保存方法によって風味や安全性が変わります。以下の方法を参考にしてください👇

■ 殻つきのまま冷蔵保存

  • 保存期間:3〜4日
  • ニオイがつきにくく、乾燥もしにくい

■ 剥いた状態で保存

  • 保存期間:1〜2日(早めに食べる)
  • 密閉容器に入れ、キッチンペーパーなどで包むと◎

■ 漬け卵・味玉にする場合

  • 漬けてから2日以内を目安に食べ切る
  • 出汁や醤油で漬けると、お弁当にもぴったり!

Q. ゆで卵の茹で時間ってどう決めるの?

  • 半熟:6〜7分
  • 固ゆで:9〜10分

👉茹で時間が長すぎると「黄身の周りが緑色」になるので注意!


Q. 卵の底にある“空気の袋”はなに?

これは「気室(きしつ)」と呼ばれる部分。
穴をあけるなら、この部分(卵の丸い方)にすると、殻が割れにくく剥きやすくなります!

Q. ゆで卵が黄身の周りで緑色になるのはなぜ?

これは「硫黄と鉄が反応して硫化鉄になる」現象。
原因は茹ですぎや急冷不足です。
見た目は気になるかもしれませんが、食べても問題はありません。


ゆで卵がうまく剥けないのは、卵の鮮度・茹で方・冷まし方のほんのちょっとの違い。

今回ご紹介した「3つの原因」と「5つの対策」を意識するだけで、
毎回ストレスなく、ツルンと気持ちよく剥けるようになります!


✅ 今日のポイントまとめ

  • 卵は新しすぎないものを使う(2〜3日置く)
  • お湯から茹でる(沸騰後にそっと入れる)
  • 茹でたらすぐに氷水で急冷する
  • 殻にヒビを入れて水中で剥くとスルッとむける
  • 保存は殻つきがベスト(3〜4日目安)

忙しい朝やお弁当作りのときも、ストレスなくきれいなゆで卵が用意できると気分もスッキリ!

「ゆで卵はいつも失敗する…」という方は、ぜひ次回この方法で試してみてくださいね😊
冷蔵庫に常備しておけば、あと1品欲しいときにも大活躍ですよ!

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